琴平温泉 かやうさぎ
2011年 09月 03日
ビール大好きってわけじゃないけど、やはり出来たては飲んでみたい。
でも運転が…。
ここは見ただけでスルー。
そして直ぐ近くにある、
日田市琴平温泉「かやうさぎ」さんで、この日は宿泊です。
古い豪農のお宅を移築した旅館。
玄関の扉は、蔵の内側の扉かな?
お部屋は、「月」
窓の外は川。
洗面台もレトロ。アメニティも充実していてパックまで有りました。
窓ガラスに、うさぎ。
では、早速温泉へ。
内湯。
ここにも、うさぎ。
露天風呂。
他のお客さんもいなかったので、蝉しぐれを聞きながらのんびり入っていると、
夏休みに祖父母の家で、自分で薪を焚いて沸かし、
恐る恐る板を踏んで五右衛門風呂に体を沈め、窓から裏山を眺めていた記憶が蘇りました。
煤で黒くなった梁や、
板の間を見ていると、更に思い出しました。
石垣の上に建つその家は、江戸時代に先祖が別荘として建てた物を、
戦時中から自宅として使っていた家で、
昔は茅葺きだったそうですが、私が生まれた頃には瓦になっていた以外、
建てた当時のままに近かったと思います。
土間の台所、井戸(さすがに釣瓶で汲んではいませんでした)、五右衛門風呂、薄暗い納戸や離れ、
穀物や味噌醤油の入っていた納屋には、大きな大きな錠前がついていて、鍵も特大だったことを思い出します。
文化財に指定されるのを嫌った為、取り壊されて、今は私達家族の心の中にだけ姿を留めています。
こちらの蔵は、ギフトショップになっていました。
ほろ酔い気分の私は、
可愛い鼻緒の雪駄が欲しくなりましたが、下駄ならともかく雪駄は履かないかと、
すんでのところで、理性を呼び戻して止めましたが、
竹籠バッグはねだって、買ってもらったのでした。
by suzumaru-1110
| 2011-09-03 17:37
| 旅日記